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大西 啓一(平成12年卒)
京都・洛南高校出身。 同志社大学大学院 商学研究科 博士前期課程 専門職コースに進み、 現在、会計学専攻の1回生。大阪市生まれ、血液型はB型。

平成12年4月寄稿



  私が中学、高校とDUSに対して抱いていたイメージは、まさに少数精鋭。

  一度、スイミングマガジンに掲載された特集を見てそう感じたが、 でも、私が10代の半ば、DUSに一つの疑問を持っていました。 「なぜ、社会人スイマーにDUS出身のスイマーはいないのだろう」と。

  それに対する答えは、自分なりに次の答えが正しいものかと考えています。 DUSは立派な水泳選手を社会に輩出するのではなく、水泳の戦績もさることながら、 学業、大学スポーツを通じ、一回りも二回りも大きくなった立派な社会人のタマゴを社会に輩出するところ。 だから、社会人では、仕事をすることが中心になり、せめて水泳は趣味程度。 そのため、学生の間に水泳を完全燃焼しようと、学生は最大限の努力を怠りません。

  しかし、DUSは社会人として一人前に働けるように、ただ努力するだけではなく、 その努力を個人の自主性に委ねられています。自主性というからには、自分で考えて行動をしなければならない。 これはDUSの最大の長所であり、難点でもありました。

  私は、故障もちでDUSに入部したので、健康な人たち以上に練習面、技術面、 体調面に気を配らねばならないので、自分で考えて行動するのは大変厳しいものでした。 しかし、OBの方々、チームメイトの支援もありながらも、 主体は自分でベストタイムを更新し、4年間を過ごした経験は、現在、私の宝になっています。

  そして、水泳だけでなく、学業に関しても「個人の自主性」は私に大きな影響を与え、 高校入試、大学入試とスポーツ推薦で育ってきた私が、昨年、初めて受験勉強を経験、 そして、一般入試で同志社大学大学院に入学しました。 学生時代、自分のための時間を大切に出来る「個人」が主であったからこそ、成しえた業です。

  卒業して間もないですが、このような、「個人の自主性」が、 10代半ばに持ったイメージのDUSの少数精鋭を築き上げ、 卒業後、立派な社会人を輩出するに至る根源であると考えています。 学生時代に学んだことは未来永劫、私の中で生き続けていくことでしょう。

  学生に一言。 ここ数年、低迷しているDUSですが、よき伝統であり、 現在、社会でも求められている「個人の自主性」を主体に、 DUS復活の土台を築き上げてもらうことを期待しています。 一OB、特に昨年まで共に戦った主将として、現役の諸君には、 決して、自主性とわがままを履き違えないように、 そして、今しか出来ない学生スポーツに熱くなってもらいたいです。
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